引き下げている原因について
ブログ|2022.09.15
こんにちは、(京都・二条)会員制美容鍼サロンHARICA、院長の三牧です。
前回に引き続き、引き下げている原因についてお話したいと思います。
前回お話したのは、表情筋の衰えや凝りによって組織を支えられなくなり、
顔がたるんでしまいますよ!というお話でした。
今回は、引き下げている原因としてかなり大きく影響する、
「咬筋の凝り」と「首凝り、肩凝り」についてお話したいと思います。
まずは「咬筋」。
咬筋は、主に物を噛む作用のある筋肉です。
頻繁に硬いものを噛む習慣があったり、日中や特に就寝中の食い縛りが原因で凝りが強まります!
そして、注目して頂きたいのが咬筋の付着部位と走行です!
写真の赤丸が咬筋だとイメージして下さい。
咬筋の上部を見てみると、頬骨辺りに付着しているのが分かりますよね。
容易に想像出来ると思いますが、この咬筋に凝りがあることで頬を引き下げてしまいます!
更には、咬筋は顔面部の筋肉の中で最も強力で、大きな筋肉なので、
凝りによって循環不良が起こると浮腫み、筋肉の肥大化によってエラ張りといったように、
顔の大きさにとても悪影響を及ぼします。
そして、対策として硬い物を食べないように意識するのは容易ですが、
就寝中の食い縛りに関しては、自身でのコントロールが非常に困難となります。
マウスピースを装着しても歯が削られるのを防ぐだけで、食い縛りを予防する事は出来ません。
では、食い縛りが出来ないようにボトックスを注射するしかないのか!?
これもまた難しい問題で、、、
確かに有効ではあるのですが、食い縛りを予防出来る程のボトックスを打ち続けると、
たるみが進行してしまうのです。
なので、ボトックスは、有効ではあるものの継続し難い治療法と言えるでしょう。
結局のところ、安全かつ有効的な治療法は、
食い縛り時の力を弱める為に、「咬筋の凝りをほぐす」「首の状態を良好にする」。
食い縛りが起こりにくい環境作りの為に、「睡眠の質を高める」。
定期的なメンテナンスが必要な治療法ですが、『美容鍼』が主役になれる分野です!
「首凝り、肩凝り」は、顔のたるみの原因として非常に重要な問題なので、
次回にします笑。
今日はこの辺りで失礼します!